キャッシングをしようと思ってできなかった場合というのは、その後の予定が狂ってしまって困るものです。
セディナでキャッシングを行おうと思ってできなかった場合も、当然予定に何らかの支障が出るでしょう。
そこで今回は、セディナでキャッシングができないときの4つの理由とそれぞれの解決策について考えていきます。
そもそもセディナって?
原因や解決策について考えていく前に、まずはセディナについて知っておく必要があります。
セディナは、三井住友フィナンシャルグループ傘下の企業でクレジットカード事業や信販事業を行っています。
OMCカード、セントラルファイナンス、クオークの3つの企業が合併してできた企業であり、企業と提携してさまざまなクレジットカードを発行しています。
ショッピング枠と一緒にキャッシング枠が付いている
そして、セディナが発行しているクレジットカードにはショッピングのときに利用できるキャッシング枠が一緒に付いています。
そのキャッシング枠を利用することで、キャッシングを行うことが可能となっています。
なおセディナではカードローンも取り扱っているため、今回はクレジットカードのキャッシング枠の利用と、カードローンの利用の双方を念頭に置いた上で説明を行っていきます。
セディナの利用自体に原因がある場合
それでは、キャッシングをできない理由を考えていきましょう。
まずはセディナの利用状況に何らかの問題があるために、キャッシングを行うことができないという場合です。
①すでに利用限度額いっぱいまで使ってしまっている
クレジットカードのキャッシング枠には限度額が定められており、すでにその限度額いっぱいまで利用してしまっている場合には、当然ながら新たに借り入れを行うことはできません。
セディナでキャッシングをしたい場合には、引き落とし日を過ぎて限度額に空きができるまで待つしかありません。
「セディナにはこだわらない」、「引き落とし日まで待っている余裕がない」という場合には、他のキャッシングを利用するなどの方法を検討する必要があります。
また、クレジットカードで設定されている限度額に関して注意しておきたいのは、ショッピング枠とキャッシング枠の合算となっているという点です。
例えば「限度額:50万円、ショッピング枠:50万円、キャッシング枠:30万円」というクレジットカードがあったとしましょう。
この場合だとショッピング枠とキャッシング枠を全部使い切ると、80万円まで利用できるかのように思われますが、実際は50万円のところで頭打ちになります。
そのため、ショッピング枠ですでに40万円利用しているような場合だと、キャッシング枠は10万円しか利用できません。
このカラクリに気づかずに、「キャッシング枠はまだ残っているはずなのに…?」と困惑するケースが意外と多いのです。
不可解な限度額オーバーの事態に遭遇した場合には、その月のショッピング枠の利用状況も合わせて確認すると謎が解けるかもしれませんね。
カードローンを利用している場合にはショッピング枠はありませんから、純粋に「残高=利用できる金額」と考えてOKです。
②セディナの返済を遅延してしまっている
他に考えられる可能性としては、前月の返済をまだ行っていないというケースが挙げられます。
先ほどの例に挙げたカードを用いるとすると、前月20万円利用していたならば、まだ30万円分の余裕があるはずです。
しかし、前月分の支払い日を過ぎているのにその支払いを行わないままだと、枠が残っていようとも利用が一時停止になってしまう可能性があるのです。
この場合は、前月分の支払いを行うことでカード利用の一時停止処分が解かれるため、早急に前月分の支払いを行うといいでしょう。
支払いを行っていないと、セディナから書面なり電話なりで「お支払いがすんでおりません」という連絡が来ると思うので、事態に気づきやすいとは思います。
セディナの利用以外に原因がある場合
続いては、セディナの利用状況以外のところで問題がある場合を考えていきます。
③途上与信でひっかかった
このケースでまず考えられるのは、セディナが行った途上与信に引っかかったという場合です。
途上与信とは、カード作成のあとにも継続して「信用情報に問題はないか?」を審査することをいいます。
クレジットカード会社はカードを発行するときに、申し込み者の属性や信用情報に関する審査を行い、問題ないと判断した人にだけカードを発行します。
しかし、そのカードを発行された相手がその後もずっと信用情報などの点で「問題が無い」状態をキープしているとは限りません。
そこで、カード会社は定期もしくは不定期に、自社が発行したカードを所有している人の信用情報をチェックするのです。
途上与信に引っかかってしまった場合、つまり「この人にお金を貸すのはやめておいたほうがいいかも?」という状態になると、カードの利用資格停止や利用資格の一時中断といったことも起こり得ます。
セディナで何の問題も起こしていないはずなのに急に利用できなくなったという場合には、ここ最近でセディナ以外のクレジットカードやカードローンで返済遅延を起こしていないかを思い返してみましょう。
もし思い当たる節があるのならば、途上与信に引っかかったと考えてほぼ間違いありません。
この場合の解決策としては、マジメに返済を続けていき、問題が無いということをセディナ側に分かってもらうしかありません。
ただし、利用停止処分となっていたとするならばその処分が解かれるのは少し時間が経った後です。
今すぐにキャッシングを行いたいという場合には、他のサービスを利用する必要がありますが、途上与信に引っかかったということは信用情報に問題があるということを意味します。
大手のカードローンを利用しようと思うと審査に引っかかる可能性もありますので、信用情報に多少キズがあっても気にしないような中小の業者を選ぶほうがお金を借りられる可能性は高いでしょう。
④ATMがセディナカードに対応していない
最後は非常にシンプルな理由ですが、利用しようとしたATMがセディナカードに対応していないだけ、というケースです。
最近のATMはほぼどのカードでも利用することができるぐらい便利になっているため、ATMでカードが利用できないとついつい自分が悪いような気になってしまいますよね。
しかしセディナが対応していないATM・カードはあるため、ATMで利用できなかった場合は別の種類のATMで再度試してみましょう。
そうすれば、すんなりと借り入れを行える、という可能性は少なくありません。
ちなみに筆者も以前、同じような経験をしたことがあります。サポートセンターに電話をしたところ、「そのATMでは利用できません」と対応され非常に恥ずかしい思いをしたことがあります。
人間の思い込みって怖いですよね。
対応できる場合はすぐに対応しよう!
以上、セディナでキャッシングができないときの4つの理由とそれぞれの解決策について説明を行ってきました。
それぞれの理由に応じてすぐに対応できる場合とそうでない場合はありますが、キャッシングをしたい場合というのは得てしてお金に困っている場合です。
すぐに対応できるものかどうかということを知っているだけでも、その後の選択肢は色々と変わっていきます。
キャッシングができないという事態に陥らないことが理想的ではありますが、次善の策としてそれぞれの対処法は覚えておいてくださいね。