お金が手元になくて困った経験、みなさんにはありませんか?
そんなときに頼りになるのが消費者金融や銀行のキャッシングやカードローンです。
何気なく使っているキャッシングとカードローンという言葉。
よく使うこの言葉にはどんなちがいがあるかご存知でしょうか?
今回は「キャッシングとカードローンのちがい」についてわかりやすく解説します。
キャッシングとは?
まずはキャッシングについて見ていきましょう。
消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠でお金を借りることをキャッシングといいます。
もっとわかりやすくいえば、アコムやプロミスなどの消費者金融で借りることをキャッシングと考えてください。
キャッシングにはどんな特徴があるのでしょうか?
- ・ATMなどからお金を引き出して使う
- ・翌月に一括返済をする
- ・利息がやや高い
キャッシングは便利ですが、メリットとデメリットがあります。それぞれくわしく見ていきましょう。
ATMなどからお金を引き出して使う
キャッシングを利用するには申し込みが必要です。審査に通ることではじめて使えるようになります。
審査はさまざまな項目を見て行われますが、重要なのはおもに以下の項目です。
このうち、特に重要なのはやはり収入と他社借入額(現在の借金)です。公務員などの安定した職業であっても、収入が少なかったり借金が多い人は審査に通らない可能性があります。
自分が借りたい金額を決めた後は、インターネットや電話、店頭窓口で申し込むことでお金を借りることができます。
キャッシング会社によってちがいますが、自分の銀行口座にお金が振り込まれる場合や、契約機から直接お金を引き出すことが可能です。
→お金を借りる!キャッシングの申し込みと流れ
インターネットで申し込みをすると来店不要で最短即日借り入れができるのでおすすめです。
翌月に一括返済をするのが基本
キャッシングとカードローンの明確なちがいとして「返済方法」があります。
キャッシングは「一括返済」をするのが基本です。そのため、少ないお金(小口融資)に使われることが多くなります。
大手消費者金融では「(最長)8年10ヶ月」まで返済期間を設けることができます。ちなみにSMBCモビットは最長60回(5年)です。ただし、返済能力その他の事情によって、合理的な理由があるとSMBCモビットが認めた場合には、最長106回(8年10ヶ月)となります。
ただし、返済期間を伸ばすと利息負担が大きくなるのでなるべく早く返済したいところです。
翌月にまとめて返す必要があるので負担が大きいように見えますが、利息のことを考えると返済総額ではカードローンよりはお得になることもあります。
数万円〜数十万円の少額であれば、キャッシングを利用する人が多いのが実状です。
もちろんキャッシングでも分割返済が可能ですが、たとえばアイフルで翌月に一括返済すると得られるメリットが大きいのも事実です。
キャッシングは利息がやや高い
これは消費者金融やクレジットカードにあてはまりますが、キャッシングは利息が高く設定されています。
おおむね18%前後を上限に金利(年利)が決まっています。
金利 | |
---|---|
アコム | 4.7~18.0% |
SMBCモビット | 3.0~18.0% |
アイフル | 3.0~18.0% |
プロミス | 4.5~17.8% |
レイク | 4.5~18.0% |
返済期間が長くなると、利息の返済が終わらずにずっと返済が続くことになるので注意が必要です。
なお、借り入れ額が高くなるほど金利が低くなるので、負担感は減ります。
反対に少額の借り入れだと最高利率が適用されることがほとんどなので、利息の負担感は大きくなるでしょう。
利息を高く設定することでキャッシング会社は利益を上げているともいえます。このあたりはカードローンとの大きな違いとも言えるでしょう。
カードローンとは?
続いてはカードローンについて見ていきましょう。
銀行やクレジットカードなどを使ってお金を借りるのがカードローンです。
基本的にはキャッシングと違いはなく「カードローン=キャッシング」同じものと考えてもかまいません。
実際のところ、以下のような使い方をされることが多いです。
- 「キャッシング=消費者金融やクレジットカード」
- 「カードローン=銀行カードローン」
契約したときに決められた上限額のなかで、自由にお金を借りることができます。
たとえば、契約したときに100万円の上限額が決まっていればその範囲内であれば好きなだけお金を借りられるということです。
それ以外にも、カードローンにはこのような特徴があります。
- ・ATM、店頭窓口、インターネットから利用する
- ・分割払いで返済する(リボ払い)
- ・利息が低め
ATM、店頭窓口、インターネットから利用する
カードローンとキャッシングで、お金の借り方に大きなちがいはありません。
銀行のカードローンの場合には、銀行口座にお金が振り込まれることになり、自分の預金から引き出す感覚で使うことができます。
基本的には申し込む銀行の口座が必要になります(たとえば、三菱UFJ銀行カードローン)。
ただし、銀行のカードローンは種類によって、口座の開設が不要なこともあります。代表的なのがオリックス銀行のカードローンです。
とはいえ、使い勝手を考えると三菱UFJ銀行カードローンやみずほ銀行カードローンがおすすめです。
メガバンク(都市銀行)に銀行口座がないという人は、地方銀行のカードローンを使うという方法もあります。
分割払いで返済する(リボ払い)
キャッシングとカードローンで明確にちがうのは「返済方法」です。
カードローンは「分割払い(リボ払い)」で毎月一定額をコツコツ返済していきます。
ですから、キャッシングのようにまとめて返済する必要がないので負担感は軽減します。
もちろんキャッシングのなかにも分割返済(毎月一定額を支払う)できる会社があります。
キャッシングとカードローンで定義のちがいがあるのは事実ですが、実際はほとんど同じ意味で使われています。
カードローンは金利が低い
カードローンはキャッシングにくらべて金利が低いのが特徴です。
特に、銀行のカードローンは金利が低いので、キャッシングと比較すると支払い利息が少なくなります。
金利 | |
---|---|
三菱東京UFJ銀行カードローン | 4.6~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 4.0~14.5% |
みずほ銀行カードローン | 4.0~14.0% |
楽天銀行スーパーローン | 4.9~14.5% |
オリックス銀行カードローン | 3.0~17.8% |
銀行カードローンは最高金利が14%前後に設定されていることがほとんどです。
ですから、キャッシング(18%前後)と比べると約4%前後も利息の負担が軽減します。
これは繰り返しお金を借りたり、大きな金額を借りたりする人にとっては大きなメリットです。
銀行カードローンはそれだけ審査が厳しいとは言われていますが、申し込む価値は十分にあります。
利息の低さはキャッシングとの大きな違いになるので、まずは銀行カードローンを選びたいですね。
銀行カードローンの申し込み方法は?
キャッシングとカードローンは申し込み方法にも大きな違いはありません。
たとえば三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)の場合、以下のような申し込み方法があります。
- ・インターネット申し込み
- ・テレビ電話窓口
- ・電話
キャッシングとカードローン、選ぶならどっち?
キャッシングとカードローンのちがいについて説明しましたが、実際のところ利用するならどっちがいいのでしょうか?
これはお金を借りる人の条件や金額にもよりますが、ザックリと以下のような使い分けをするといいでしょう。
- ・少ない金額のお金を借りてすぐに返済したい
- ⇒キャッシング
- ・大きな金額のお金を借りてゆっくり返済したい
- ⇒カードローン
カードローンとキャッシングのちがいは、じつは明確に定義されているわけではありません。
なかには「カードローン=キャッシング」と断言している人もいるくらいです。
なぜかといえば、キャッシング会社が同じような意味として「カードローン」という言葉を使っていることがあるからです。
キャッシングやカードローンはサービスによって利息や返済方法などにちがいがあります。
はじめての人にオススメできるのはアイフル、プロミス、三菱UFJ銀行カードローンです。
お金を借りたらすぐに返済をするという人は、初回30日間無利息のプロミスがおすすめ(※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要)。
使い道や条件をよく考えて、自分に合った選択をしましょう。
まずはインターネットの簡単な診断で、借り入れ可能かチェックしてみましょう。